南北戦争の時、インディアンはどうしたのか

南北戦争というとアメリカの南部と北部が争ったものですが、その間インディアンたちは一体どうしていたのでしょうか。

南北戦争には黒人が大きく関連してきますが、インディアンには影響があったのでしょうか。

ここでは南北戦争の時にインディアンが何をしていたのかという事について解説します。

インディアン戦争

1622年から1890年の間、アメリカにやってきた白人入植者とインディアンの間で征服戦争が起こっていました。

1622年から1890年というとかなり長い間起こっていたということがわかりますね。

もともとインディアンと白人入植者は良い関係を持っていませんでしたが、その小競り合いが悪化し、戦争となっていくのです。

最終的にはアメリカ合衆国が勝利し、インディアンたちは恐竜地区に追い込まれていくようになりました。

例えば南北戦争が起きていた頃、1850年から1890年の間だけでもアメリカ側とインディアン側合わせて死傷者は21,586人に上っているという記録があります。

これに関しては様々な数字があり、どれが正しいのかという事はわかりません。

インディアン戦争の時代区分

1622年というアメリカ合衆国が独立する前から起こっていたインディアン戦争は4つの区分に分けられます。

まず、白人がアメリカに入ってきたばかりでインディアンと共存しようとしていた時代、アメリカ合衆国がイギリスから独立し、インディアンがアメリカの文化に同化しないことによって排除されていた時代、ミシシッピ川の西部に白人の入植が進み、アメリカ西部が脅かされていた時代、そして20世紀に入り、インディアン条約がアメリカから破棄されてしまい、部族そのものがなくなり始めた時代と分けられます。

南北戦争の頃はアメリカがミシシッピの西部に入植を進める時期に当たります。

南北戦争に加わるどころではなかった

つまり、インディアンにとっては自分たちの土地を守るためにインディアン戦争を戦わなければならず、南北戦争どころではなかったということがわかります。

また、南北戦争のポイントそのものが奴隷制をどうするかということでしたから、アメリカ合衆国にとってもインディアンたちは関係ありませんでした。

そんなインディアンたちが当然ながらアメリカの北部や南部の軍隊に加わって戦うはずもなく、インディアンはあくまでも第3の立場をとり続けていたのです。

まとめ

いかがでしょうか。

南北戦争は確かにアメリカの南部と北部の戦いですが、そこにインディアンは加わりませんでした。

そもそもアメリカ国民として認められていなかったインディアン、認められたいと思わなかったインディアンが南北戦争に加わるはずもないのです。

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