南北戦争が日本に与えた影響とは

南北戦争と言えばアメリカの南部と北部の戦いですが、その南北戦争は世界中に大きな影響を与えました。

そしてもちろん南北戦争は日本にも影響を与えたと考えられます。

それならばどのような影響が日本に与えられたのでしょうか。

ここでは南北戦争の日本への影響について解説します。

日本の開国

もともと日本は長い間鎖国をしており、南北戦争が起こる直前まで日本は開国をしていませんでした。

江戸時代に200年以上にわたって鎖国を行い、長崎の出島のみが対外的な場所として残されるだけで、それ以外は一切の公益が禁じられていたのです。

海外との付き合いが全くなかったため、外国の情報が入ってくることもありませんでした。

1853年、浦賀にペリーがやってきたことにより、日本は開国を迫られたのです。

そして翌年、ペリーが再度日本にやってきたことにより、日本はアメリカと日米和親条約を結び、下田と函館を開港することにしました。

つまり、南北戦争が起こる直前まで日本は鎖国をしていたということになるのです。

武器の流入

南北戦争が起こった後、日本には南北戦争で使われていた様々な中小型の小銃が大量に輸入されてきました。

先ほども述べた通り、南北戦争が起こる直前に日本は開国をしていますので、日本はアメリカにとって貿易相手国となっていたのです。

そのため南北戦争が起こった後、日本には戦争中に使われていた武器が大量に送られてきたのです。

そしてこれらの武器は戊辰戦争で兵器として使われることになりました。

特にアメリカで作られたガトリング砲は実際は南北戦争においてあまり使われることがなかったのですが、戊辰戦争では重要な武器となり、本格的に使われることとなりました。

戊辰戦争とは

そんな戊辰戦争というのは1868年から1869年にかけて起こった内戦であり、王政復興を経験して明治政府を作り上げた薩摩藩、長州藩、土佐藩名を中心とした新政府軍と旧幕府勢力が戦った日本国内の争いになります。

新政府軍が勝利を収め、明治政府が日本を統治するようになり、国際的にも大きな影響を与えました。

一般的に知られている新選組や白虎隊もこの戊辰戦争に大きな影響を与えています。

そしてこの戦争において南北戦争で使われていた武器が大量に使われることとなったのです。

まとめ

いかがでしょうか。

直接南北戦争が日本に影響を与えたというわけではありませんが、日本国内で起こっていた戦争においてアメリカの南北戦争で使われていた武器が使用されていたということにちょっと驚きますよね。

この後には明治維新が起こるようになり、日本は西洋の影響を強く受けるようになるのです。

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