湾岸戦争でアメリカがイラクを攻撃した理由とは一体なんなのでしょうか。
もともとアメリカはイラクを支援していましたよね。
それにもかかわらずアメリカがイラクを攻撃した理由とは何だったのでしょう。
ここではその理由について解説します。
目次
パレスチナ問題とイラクのクウェート侵攻
この時、パレスチナではイスラエルがパレスチナを占領するという事件が起こっていました。
そしてその違う場所で湾岸戦争が起こったのです。
湾岸戦争の前、実はイランイラク戦争というものが起こっていました。
イラクがイランの石油の事件を獲得しようと戦争を仕掛け、その戦争が長引いていたのです。
このとき、アメリカはイラクの味方をしていました。
しかし、選んでイラン革命が起こったことによりアメリカはイスラムの原理主義が拡大してしまうのではないかということを恐れ、イラクの味方をすることにしたのです。
しかし、イランイラク戦争は意外と長期化してしまい、勝敗もよくわからないまま終わってしまいました。
イラクは経済的にピンチとなり、アメリカには借金をする形となってしまったため、食料などを輸出してもらうこともできなかったのです。
この状況をなんとかしなければいけないとイラクは考えました。
イラクのクウェート侵攻
そこでイラクは自分たちの経済を成り立たせている石油に目をつけました。
イラクの経済は石油で成り立っていますが、そんな時、クウェートがOPECの決まりを破り、石油を大量に生産してしまったのです。
そのためイラクの経済はますます悪化してしまいました。
ここでイラクはクウェートの石油利権を手に入れようと考えます。
そして湾岸戦争が始まったのです。
ダブルスタンダードの解消
アメリカは国連軍として湾岸戦争に参加し、クウェートの味方をしました。
これはダブルスタンダードの解消のためだったのではないかと考えられています。
先ほども述べた通り、この時イスラエルがパレスチナを占領していました。
しかしパレスチナを占領しているイスラエルに対しては何も言わないのにもかかわらず、クウェートを占領しているイラクにだけ戦争を仕掛けるというのはおかしな話ですよね。
もともとイラクの支援をしていたアメリカはイスラエルのパレスチナ問題を解決することができませんでした。
そこでこの湾岸戦争により、アメリカはイラクを攻撃するという口実を得たのです。
そしてそこからパレスチナを占領しているイスラエルに対して介入していくのです。
まとめ
いかがでしょうか。
アメリカが湾岸戦争に関わった理由はやはりアメリカが国連軍の中心であったということが挙げられますが、それ以外にもパレスチナ問題を解決するためだったという理由が考えられています。
アメリカとイラクの関係は悪化し、これが同時多発テロへとつながっていくのです。