アメリカ独立戦争の頃の黒人奴隷について

アメリカ独立戦争と聞くと、何よりも独立宣言を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

「人は皆平等である」という旨の独立宣言が出され、アメリカはイギリスから独立しましたよね。

しかしこの時、この独立戦争が差している人物はあくまでも白人男性だったのです。

それならばこの時黒人奴隷たちはどのような扱いを受けていたのでしょうか。

ここではアメリカ独立戦争と黒人奴隷について紹介します。

積極的に自由を求める

アメリカ独立戦争が終わり、黒人奴隷貿易は確かに収束していきました。

独立後、初代大統領ジョージワシントンでさえ、黒人奴隷を有していたと言われています。

もともと奴隷としてアメリカに入っていた黒人たちは普段から自分たちが自由になるためのチャンスをうかがっていました。

そしてアメリカ独立戦争が起こった時も、「この時に活躍すれば自分たちの自由を認めてもらえるかもしれない」という希望から積極的にアメリカ独立戦争に携わっていた黒人も少なくはありません。

例えばアメリカ独立戦争はコンコードやレキシントンで始まりますが、この時にも黒人兵が多く参戦していたのです。

アメリカ独立戦争への参戦は自由への道

アメリカ独立戦争に携わった黒人の中にはすでに自由のみになっていた黒人もいましたし、まだまだ奴隷状態であった黒人もいました。

もしも奴隷身分であったとしても、自分で武器を手にしてアメリカ独立戦争に参加し、活躍するという事は自由への第一歩だと考えられていたのです。

もともと黒人たちが武器を持つという事は認められていませんでしたから、この時に自分たちで武器を持ち、自分たちの意思で行動できるという事は黒人たちにとってはただの参戦ではなく、自由と同等の意味を持っていたのです。

高いハードル

13の植民地がそれぞれ兵士を出し合うことにより、植民地連合軍というものが作られました。

そしてこれが連合軍である以上、それぞれの植民地の事情というものを司令官のジョージワシントンは考慮しなければいけなかったのです。

そして黒人兵士にも問題が起こりました。黒人というのはこの時、人間ではなく財産としてみなされていたのです。

つまり黒人奴隷たちを兵士として徴募するという事は所有者の財産権を侵害するということになってしまったため、黒人を軍隊に加えるわけにはいかなくなってしまったのです。

黒人の兵士たちが禁止され、黒人は自由を失いました。

しかし戦争が長期化して兵力不足が顕著となってきたことにより、黒人たちが兵士として使われるようになったのです。

まとめ

いかがでしょうか。

黒人たちがアメリカ独立戦争に於いて大きな活躍をしたといっても良いでしょう。

まだまだ黒人たちが奴隷という身分から解放されるには時間がかかりましたが、確かにアメリカ独立戦争は黒人たちにとって大きなチャンスとなったのです。

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