アメリカと言えば世界の大国と言われていますが、そんなアメリカはもともとイギリスの植民地でした。
今でこそ50の週を抱え、世界第4位の大きさを誇る国ですが、昔は13週しかなく、とても小さな植民地だったのです。
そんなアメリカがアメリカ独立戦争によってアメリカ合衆国となり、今のような発展を遂げているのです。
それならばそんなアメリカ独立戦争は世界にどのような影響を与えたのでしょうか。
ここではアメリカ独立戦争が世界に与えた影響について解説します。
他の国の独立に影響
もともとアメリカを支配していたイギリスは非常に強い軍隊を有していました。
この後、フランスではフランス革命戦争が起こり、その後にはナポレオン戦争が起こります。
あのナポレオンでさえもイギリスを支配する事はできなかったのです。
そんなイギリスに対して13の植民地が立ち上がり、アメリカ独立戦争を引き起こしたことで、他の国の植民地も「自分たちも独立しよう」という意識を持つようになりました。
例えばポーランドにおいてもポーランド分割に対して反乱を起こす若者が増えたと言われています。
アメリカ独立戦争は他の地域で支配されていた国々に対し、自分たちも独立できるかもしれないという希望を与えたのです。
フランスの援助
アメリカ独立戦争の後にフランス革命戦争起こしたフランスはアメリカ13州の援助をしていました。
もともとフランスは1763年のパリ条約でカナダをイギリスに活用しなければならず、イギリスに対して良いイメージを持っていなかったのです。
そのため13の植民地がイギリスから独立するとなった時、フランスは植民地を応援することにしました。
もちろん、フランスが独立戦争に参加するという事はフランスが絶望的な状態にあるということをイギリスに知らせるだけであり、決してアメリカが独立するということがイギリスにとって痛手になるわけではなかったのです。
しかし、この時に多くの炎上したことにより、フランスは財政的な困難に陥っていきました。
フランスへの影響
アメリカ独立戦争がどの国に影響を与えたのかと言われれば、やはりフランスへの影響が特に大きかったと考えられます。
財政的な援助を繰り返し行ったフランスは自分たち自身が財政的な危機に陥っていくことになります。
それが原因となり、1783年にはフランス革命が起こることとなりました。また、フランスはアメリカに対し、フランスの援助をしてくれるだろうという期待をしていたのです。
もともとアメリカ独立戦争の援助をしていたわけですから当たり前と言えば当たり前なのですが、フランスはアメリカが自分たちを助けてくれるだろうと思い込んでいました。
しかし予想に反し、アメリカは外交で孤立主義の立場をとったためフランスの見方をする事はなく、フランスはフランス革命によってさらに窮地に追い込まれていくことになったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
アメリカの独立は世界各国に大きな影響を与えましたが、特に財政的にはフランス、そして植民地として牛耳られていた多くの国に希望を与えたといえます。
もともと13週のアメリカがイギリスに勝てるわけがないと思われていたのですから、そんなアメリカがアメリカ独立戦争に勝利し、今のような大国になったなんて、すごいですよね。