アメリカ独立戦争の参戦国とは

アメリカ独立戦争と言えば、アメリカの13の植民地が強大な軍事力を誇っていたイギリスを相手に戦い、勝利を収めた大きな戦争ですよね。

もちろん、この時に13の植民地だけがイギリスに対して戦っていたのであればアメリカ独立戦争で勝利を収めることができなかったでしょう。

この戦争には様々な参戦国が存在したため、アメリカは勝利を収めることができたのです。

それならば、このアメリカ独立戦争にはどこの国が加わっていたのでしょうか。

ここではこの戦争における参戦国について解説します。

戦争の参戦国

まず、アメリカ合衆国の味方をしたのはフランス、スペイン、ネーデルラント、バーモント、プロイセン王国、マイソール、ポーランドなどでした。

特にアメリカ独立戦争はスペインにも大きな影響を与え、この独立戦争をきっかけになぜアメリカの国々がスペインから独立しようとし始めたことでも有名です。

アメリカ独立戦争は世界の様々な国に独立という意識を投げかけ、実際に例えばポーランドなどもポーランド反乱という形で独立を目指すようになりました。

ラテンアメリカの国々やポーランドが独立を目指し、それ以外にも独立を目指すときにが複数あります。

つまり、アメリカ独立戦争は世界中に大きな影響を与えたと言えるのです。

参戦国フランス

その中でもフランスはアメリカ独立戦争に大きな影響与え、そして自らも影響を被った国の1つです。

アメリカ独立戦争が長期化するに従い、総司令官であったジョージワシントンはアメリカには弾薬などの物資が足りないということに気づいたのです。

そして1776年末まで、アメリカ合衆国は物資の90%を輸入に頼るしかありませんでした。

そしてそのほとんどはフランスから来たものだったのです。

当時フランスはアメリカに対して多額の金銭的な援助を行っていました。

この援助がなければアメリカは戦争に勝利することができなかったと言えるでしょう。

フランス革命における援助

アメリカ独立戦争が起こり、パリ条約が結ばれた6年後、1789年にはフランス革命が起こりました。

この直前に起こっているアメリカ独立戦争でフランスはアメリカの援助をしていましたから、当然ながらフランス革命においてフランスはアメリカが援助をしてくれるだろうと思っていたのです。

しかしアメリカは自らをかやの外に置き、フランスの援助をする事はありませんでした。

まだまだ小さな国であるため、ヨーロッパの外交的・政治的な問題には巻き込まれたくないという意識もあり、孤立主義という立場を貫いたのです。

この立場は第一次世界大戦に参戦するまで維持されました。

このようにして、アメリカ独立戦争はフランスに大きな影響与えたばかりか、そのフランスの行いの結果こそもフランス自体に大きな影響を与えてしまったのです。

まとめ

いかがでしょうか。

植民地という小さな地域が強力な軍事力を持つイギリスに勝利したというのは世界的にも大きな衝撃となりました。

しかしそれもフランスなどという国々が参戦したからであり、だからこそアメリカは勝利を収めることができたのです。

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