2001年9月11日にアメリカで起こった同時多発テロは世界に様々な影響をもたらしました。
これはCNNなどでもライブで中継されていましたので、テレビで見ていたという人も多いかもしれませんね。
それならば、この同時多発テロが日本に与えた影響とは一体何だったのでしょうか。
ここでは日本に及んだ同時達テロの影響について解説します。
アメリカ行くことへの不安
1854年に日本が開国をして以来、アメリカは大きな存在でした。
貿易上でも最大の貿易相手国ですし、アメリカは世界に大きな存在感を表しています。
アメリカの大統領選挙は世界の経済などにも影響を与えますし、もしもアメリカの大統領が射殺されれば、世界の経済は打撃を受けます。
また、観光旅行でアメリカに行くという人も多いことでしょう。
しかし、同時多発テロが起こったことによってアメリカに観光に行く人が減りました。
やはりアメリカのニューヨークにあるマンハッタンで起こった同時多発テロということで、観光地としても有名な場所でテロが起こってしまったのです。
そのためアメリカに行くのが怖い、と感じるようになった人も多いのではないでしょうか。
飛行機への不安
同時に、飛行機への不安も増えました。
日本はもともとセキュリティーチェックが厳しい国家ですから、同時多発テロが起こった後もセキュリティーにそこまで大きな変化はありません。
しかし同時多発テロは飛行機を使った史上最大規模のテロだと言われました。
そのため、飛行機はハイジャックされた場合に怖い、と感じるようになってしまった人も多いのではないでしょうか。
日本から海外に行くためには飛行機に乗らなければいけません。
しかし飛行機に乗って何か起こったら困る、という恐怖心を持つようになってしまった人もいたと言われています。
自衛隊と憲法9条
同時多発テロ自体が日本に与えた影響ではありませんが、同時多発テロによって起こったイラク戦争は確実に日本に大きな影響を与えたといえます。
2003年、アメリカはイラク戦争を始めました。
イラクには大量破壊兵器がある可能性を指摘し、アメリカはイラクの攻撃を始めたのです。
世界の多くの国はこのイラク戦争に反対しましたが、日本の総理大臣小泉純一郎はこの戦争の支持をしていました。
さらに自衛隊をイラクに派遣したのです。
自衛隊というのは日本の自衛のために作られた組織であり、海外に派遣されるべきものではありません。
そのため、自衛隊は海外に派遣されても良いのかどうか、それならば憲法はどうなるのか、と疑問が湧きました。
これは今の憲法9条改正の元にもなっています。
まとめ
いかがでしょうか。
同時多発テロは様々な側面により、日本のみならず世界に影響を与えました。
特に自衛隊のあり方や憲法9条の改正に関しては今も議論が進んでいます。