同時多発テロは一体なぜおきたのでしょうか。
2001年9月11日、3000人近くの死者を出し、6000人以上の負傷者を出した大規模なテロが起こりました。
この同時多発テロは一体なぜおきたのでしょうか。
その原因や目的は一体何だったのでしょうか。
ここではその原因や目的について解説します。
パレスチナ問題
同時多発テロについて考える前に、パレスチナ問題について考えなければいけません。
ユダヤ人とアラブ人が土地を奪い合っており、これがユダヤ教とイスラム教との戦いになっていました。
これによってアラブ人の国とユダヤ人の国であるイスラエルが出来上がったのです。
アメリカはイスラエルを経済的に支援していますから、アラブ人にしてみればアメリカは敵を支援している国、ということになります。
ここからアメリカに対して敵意がわくようになり、これが同時多発テロの原因になったのではないかと考えられています。
イスラム教の教え
世界を震撼させた同時多発テロの恐ろしい部分は、テロリストたちが飛行機に乗り、ビルに激突したということです。
当然ながらこのテロリストたちも死亡しています。
イスラム教の中には「ジハードで亡くなったものは神のもとで暮らせる」という教えがあるのです。
ジハードとは聖戦です。
つまり、自分たちを攻撃してくる敵を倒すために一緒に命を落とせば、天国では幸せになれるという意味なのです。
例えば、第二次世界大戦の時には日本が神風特攻隊という形で似たような攻撃を行いました。
この攻撃方法はアメリカを始めとする連合国に恐怖心を与えたと言われています。
つまり、この同時多発テロがなぜおきたのかというと、テロリストたちがイスラム教の教えを果たすという目的があったとも考えられるのです。
アメリカの経済を狙うため
アメリカは誰もが認める経済大国ですよね。
資本主義のアメリカはその中でも自分たちの利益を追求し、だからこそ世界にはそのためにお金を得ることができない国もあります。
そのため、アメリカの経済を破綻させるという目的のもとで同時多発テロが起こったのではないかという考え方もあります。
実際に同時多発テロが起こったことによってアメリカの経済は悪化しました。
ニューヨークの中心であるマンハッタンでテロが起こったわけですから、観光業は大打撃を受け、アメリカに観光で行く人が減ってしまいました。
アメリカは恐ろしいという印象を植え付けてしまったために海外からアメリカにやってくるという人が減ってしまったのです。
また、企業も大打撃を受けて株価も低下しました。
特にニューヨークの経済はなかなか元通りにならなかったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
同時多発テロがなぜおきたのかというと、そこには様々な原因やテロリストたちの目的がありました。
そしてそれを一言で説明するのはなかなか難しいのです。
同時多発テロだけではなくパレスチナ問題や湾岸戦争、中東戦争などを踏まえた上でこのテロは理解されなければいけません。