同時多発テロに宗教はどうかかわっているのか

同時多発テロには宗教が関わっています。

イスラム教の過激派がテロリストとなり、飛行機のハイジャックを行って同時多発テロを起こしたというのは多くの人が知っていますよね。

それならば、実際に宗教はどのように同時多発テロに関わっていくのでしょうか。

ここでは同時多発テロと宗教の関わりについて解説します。

ユダヤ人とアラブ人の争い

同時多発テロが起こった背景には様々な理由がありますが、まずこの背景にはユダヤ人とアラブ人の戦い、いわゆるパレスチナ問題が存在しています。

ユダヤ人とアラブ人が土地を奪い合っており、ここにはユダヤ教徒とイスラム教徒の宗教的な対立が存在していました。

ユダヤ人が自分たちの国が欲しいと願ったことにより、国連はパレスチナを分断して半分をユダヤ人に与えたのです。

これによってユダヤ人の側をイスラエルと呼ぶようになりました。

パレスチナは半分に分けられてしまい、その半分をユダヤ人に奪われてしまったという形になります。

これがパレスチナ問題です。

アメリカはイスラエルを支援

もともとアメリカはユダヤ人の国家であるイスラエルを支援しています。

そのためアラブの国からしてみればアメリカはアラブの敵を支援していることになるのです。

自分たちの国を奪った人たちを支援している、ということになりますからイスラム教徒の人々はアメリカをよく思っていませんでした。

そこでイスラム教徒であるパレスチナ人が自分たちの敵を支援しているアメリカを攻撃しようということになり、同時多発テロが起こったのです。

また、イスラム教においてはジハードというのは良いことであり、自分たちを攻撃する敵と戦って死ぬということにより、天国では幸せになれると言われています。

だからこそ、同時多発テロにおいて19人のテロリストは自らも死ぬ形でテロを起こしたのです。

イスラム教徒への差別

しかし、この同時多発テロがイスラム教徒によって起こったことである、という事から、イスラム教徒たちは様々な形で差別を受けることになりました。

グラウンドゼロでイスラム教の聖典あるコーランが燃やされたという事は多くの人が知っているのではないでしょうか。

また、全米でイスラム教の子供たちがいじめを受けるなど、イスラム教の子供たちを排斥する動きもありました。

今までアメリカは多文化共生を求めてきましたが、あまりにも多くの文化を受け入れたことにより、同時多発テロという結果になっていたのです。

そのため同時多発テロが起こった後は比較的保守的な風潮が出てきています。

まとめ

いかがでしょうか。

同時多発テロは確かに宗教が絡んだものでした。

アメリカがあくまでもイスラエルを支援したため、アラブ人がアメリカをよく思っていない、という状態が基盤に存在しているのです。

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