南北戦争の戦い方とは?徴兵の仕方について

南北戦争と言えば奴隷が解放された戦争ですが、それならば黒人たちはどのように戦ったのでしょうか。

また、南北戦争ではどのような戦い方が導入されたのでしょうか。

この頃の戦い方は今ほど武器なども発達していませんでしたので、今の戦い方とは全然違うのです。

ここでは南北戦争における戦略や徴兵方法について解説します。

南北戦争における黒人たち

南北戦争では最初は黒人たちも徴兵されていました。

奴隷黒人であれ、自由黒人であれ、黒人が武器をとって南北戦争で戦えるというのは自由への1歩だったのです。

というのは、黒人たちはたとえ自由であったとしても武器を持つということが禁止されていました。

たとえ奴隷ではなかったとしても、武器を持つ事は許されていなかったのです。

ですから南北戦争において武器を持つことができる、というのは黒人にとっては大きな変化でした。

財産権の侵害

しかし、黒人を徴兵するということには問題がありました。

というのは特に奴隷黒人の場合、彼らは人間ではなく奴隷主である白人の財産として扱われていたのです。

つまり、財産である黒人たちを徴兵するという事は奴隷主の財産権を侵害するということに当たりました。

そのため白人からも不満が出るようになり、徐々に黒人の徴兵が取りやめとなったのです。

そのため特にアメリカ南部の奴隷たちは自分たちの自由のために戦うということさえもできなくなりました。

ただし、戦争が長期化したために黒人たちの力も借りなければならなくならず、徐々に黒人たちも徴兵されるようになります。

ちなみにこの時インディアンたちは南北戦争に関わっていません。

南北戦争の戦い方について

この頃の戦い方は戦列歩兵が一般的です。

近代以降にヨーロッパで広まった戦い方であり、マスケット銃や銃剣を使って、隊列を組んで戦います。

日本ではあまり見られない戦い方ですし、戦列歩兵なんて射撃位置まで進み、死傷者が出たとしても隊列を崩すことなく前進していくわけですから、おかしいのではないかと思う人もいるかもしれません。

射撃場所に着いたら射撃をし、次に装填、そして射撃を繰り返します。

なんとなく無駄なような動きに見えるかもしれませんが、この戦い方はしばらくこの後も続きます。

まとめ

いかがでしょうか。

南北戦争で黒人たちが徴兵されなくなったというのは面白いことですよね。

しかし黒人たちはなんといっても財産だったため、仕方がないことなのかもしれません。

それほどまでに黒人たちには人権というものがなかったのです。

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