イラク戦争でイラクを攻撃したのはアメリカだけではありません。
イラク戦争に介入したのは連合軍であり、それらの国々はイラクの自由作戦のなのもとにイラク攻撃を行ったのです。
それならばイラク戦争に対し、連合軍は一体何をしたのでしょうか。
ここではイラク戦争における連合軍の動きについて解説します。
連合軍とは
イラク戦争における連合軍というのはアメリカ、イギリス、オーストラリアなどから成り立っています。
この中でもイラク戦争の連合軍として大きな戦いを見せたのはアメリカとイギリスです。
この戦争は国連などからは大きく反対された戦争でした。
例えばイギリスのブレア首相はアメリカ武力行使を支援していましたし、日本の小泉純一郎もアメリカの武力行使を理解すると声明を発表しています。
フィリピンも指示をしていましたが、中国やロシア、ヨーロッパの国々はこの戦争を批判していました。
例えばフライドポテトのことを英語でフレンチフライと言いますが、フランスが戦争を批判したということでアメリカがフレンチフライのことをフリーダムフライと呼ぶようになった時期もありました。
有志連合軍
同時多発テロによりイラク戦争が起こりました。
アメリカはテロとの戦いを対テロ戦争と呼び、国連においても加盟国189カ国がテロ非難決議に同調します。
しかし、アフガニスタン侵攻は国連によって承認されたものでは無い為、アフガニスタン侵攻に参加した軍隊は国連による多国籍軍ではありません。
そのため、このような軍隊のことをイラク戦争における有志連合軍と呼ぶようになったのです。
ただ、戦争に参加した国々を総称する適当な言葉がなかったため、この言葉はイラク戦争の後に使われるようになりました。
その一方でこのような性格は湾岸戦争の頃から現れています。
イラク戦争に対する日本の支援
イラク戦争が始まる前から日本の総理大臣小泉純一郎は常任理事国に対し、日本はアメリカの武力行使を支援するという旨を示していました。
もちろん日本は戦いに行くという事はできませんが、その後2003年12月から2007年にかけて自衛隊が派遣されたのです。
人道的復興支援をするという名目で非戦闘地域に限り、自衛隊が置かれることとなりました。
しかしその一方で自衛隊に身の危険が及んでいた、自殺した自衛官がいた、などという事が明らかになり、日本国内においても様々な批判が上がっています。
これはその後の憲法修正にもつながる内容です。
まとめ
いかがでしょうか。
イラク戦争においては少数の国が連合軍として立ち上がりました。
しかしどちらかというとイラク戦争に反発した国家も多かったのです。
さらに日本においては自衛隊のあり方について再度問われるきっかけとなりました。