イラク戦争は2003年3月20日に始まった戦争です。
アメリカを始めとする連合国がイラクに空爆を開始し、イラク戦争と発展しました。
そんなイラク戦争はアメリカにどのような影響を与えたのでしょうか。
ここではこの戦争がアメリカに与えた影響について解説します。
アメリカは報復をする
このイラク戦争は2001年に起こった同時多発テロに関連しており、さらに1990年の湾岸戦争にも関連しています。
湾岸戦争において国連とイラクは大量破壊兵器を廃絶するという同意をしました。
しかしその後にイラクが査定を嫌がったため、主要国家はイラクは大量破壊兵器を隠し持っているのではないかと考えだしたのです。
2001年に同時多発テロが起こり、アメリカは報復に乗り出しました。
そしてテロの首謀者であるアルカイダはイラクと関連がある、大量破壊兵器があったら危ない、ということで2003年にイラク戦争が始まったのです。
最終的には大量破壊兵器はありませんでした。
しかしアメリカは世界に対し、アメリカは攻撃をされたら報復をするということを見せつけたのです。
信頼を落とした
さらにアメリカは世界に対して信頼を落とすという影響を受けました。
もともとイラクは大量破壊兵器を隠し持っているのではないかという疑惑は主要国家において一般的ではありましたが、イラク戦争自体は多くの人から反対を受けていたのです。
例えば国連も反対していましたし、隣国であるカナダも反対していました。
この時期はカナダとアメリカの間の国境を越えてアメリカ側に来たカナダ人がカナダに帰れなかったりなど、センセーショナルな事件が起こっています。
また、フライドポテトの事は英語でフレンチフライと言いますが、フランスがイラク戦争に反対したことによりフレンチフライという言い方が禁止され、1部ではフリーダムフライと呼ばれるようになったこともあります。
アメリカはやはり戦争する
日本は第二次世界大戦が終わり、日本国憲法の第9条や前文で戦争しないということを決めました。
そのため戦争というのはどうしても自分のものでは無いような気がしている人も多いかもしれません。
しかし、アメリカにとっては話が別です。もともと湾岸戦争にも国連軍として派遣されていたアメリカにとって、戦争というのは決して自分に関係ないものでは無いのです。
そのため日本にとって最大の同盟国であるアメリカは戦争をする、場合によっては日本が巻き込まれるかもしれない、という危機感を日本人に与えることになりました。
特にこの時には小泉政権がアメリカを支援し、自衛隊がイラクに派遣されています。
そのため憲法9条のあり方が問われることとなったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
イラク戦争はアメリカにとって決して名誉な戦争ではありませんでした。
最終的には大量破壊兵器を見つけることができず、世界に悪い印象を与えるきっかけとなったとも言えます。