イラク戦争でロシア軍は何をしたのか

イラク戦争においてロシア軍は一体どのような役割を果たしたのでしょうか。

ロシアと言えばイラク戦争に反対した国の1つです。

ここではそんなロシアの軍隊がイラク戦争においてどのようなことをしたのか、何をしたのか、ということについて解説します。

イラク戦争がロシアに与えた影響

イラク戦争はロシアにおける政治や経済、そして外交にも大きな影響を与えました。

ロシアというのは最初からイラク戦争に反発していたのです。

もともとイラク戦争はロシアが湾岸戦争における停戦協定において求められた大量破壊兵器の放棄を明確にしなかったという事からアメリカによって始められた戦争ですが、ロシアはこの監査はもともと国連が継続するべきであり、軍事介入はするべきではないと主張していました。

特に市民レベルでいうならば、反米感情が増していたためにアメリカが介入するからこそ、ロシアが介入した、というようなイメージは避けたかったのです。

そのためイラク戦争が始まってもロシア軍が介入する事はありませんでした。

国連の対応

イラク戦争に対しては国連も反対の意思を示していました。

常任理事国のロシアや中国のみならず、国連のアナン事務総長もイラク戦争の賛成はしなかったのです。

アメリカは「イラクへの武力侵攻案」を提出していましたが、ロシアと中国が拒否権を出し、これは否決されました。

そして国連で拒否された後、部署は国連を無視して同盟国に参加を求めたのです。

ドイツとフランスはこれに賛成しませんでしたが、イギリス、オーストラリア、ポーランドなどはアメリカの呼びかけに応え、戦争に参加することにしました。

これらを有志国連軍、あるいは有志連合軍と呼びます。

ここにロシア軍は入りませんでした。

イラク戦争の始まり

2003年3月20日、イラク戦争が始まりました。

アメリカは大量破壊兵器の捜査に時間をかけましたが最終的には見つからず、結論としては「イラクには大量破壊兵器が存在しなかった」ということになります。

イラクが国連の査察を拒否し続けてきたのはまるでイラクが大量破壊兵器を持っているかのように見せかけて周辺諸国に威嚇をするためだった、ということがわかりました。

そして最終的にアメリカはフセイン政権を打倒します。

フセインの銅像を破壊し、フセインを逮捕・処刑することによって自らの大義名分を守ったのです。

まとめ

いかがでしょうか。

ロシア軍はイラク戦争に参加することはありませんでした。

もともとアメリカが参加するからロシアも参加する、といった印象を避けたかったロシアはイラク戦争から距離をおくことにしたのです。

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