イラク戦争はなぜ起きたのか

イラク戦争は一体なぜ起きたのでしょうか。イラク戦争というと、2001年9月11日に起こった同時多発テロの報復と思い浮かべる人もいるかもしれませんね。

そしてそれは必ずしも間違いではありません。

しかし、イラク戦争がなぜ起きたのかという理由には様々な説があります。

ここではイラク戦争はなぜ起きたのかということについて解説します。

同時多発テロについて

2001年9月11日、前代未聞の同時多発テロが起こりました。

今まで攻撃されたことがないアメリカの本土、しかもニューヨークのど真ん中であるマンハッタンにてテロが起こったのです。

そびえ立つ2棟の貿易センタービルはハイジャックされたアメリカン航空11便とユナイテッド航空175日により突撃され、もろくも崩れ落ちました。

さらにアメリカン航空17便が国防総省であるペンタゴンを突撃し、ユナイテッド航空93便はホワイトハウスに向かっていたのではないかといわれていますが、乗客が反撃したことによってペンシルベニア州に墜落しました。

乗客は全員死亡し、3000人近くの死者、6000人以上の負傷者を出す大きなテロとなったのです。

アフガン報復とイラク戦争

アメリカはすぐにテロの首謀者を探し始めました。

そしてアメリカはアルカイダがテロの首謀者であり、オサマ・ビンラデンがそのリーダーであるということを突き止めたのです。

当時オサマ・ビンラデンはアフガニスタンにいると言われていました。

そのため、翌年の2002年にはアメリカはアフガン報復を行い、アルカイダを攻撃します。

そして今度はテロを支援しているのがサダムフセインであるということを突き止めました。

サダムフセインはイラクの大統領でしたから、対テロ戦争の一環としてアメリカはイラクを攻撃しようと考えます。

しかしこれだけの理由でイラクに戦争を仕掛けるという事はさすがのアメリカでも許されることではありません。

そこでアメリカにはイラク戦争を始める理由が必要でした。

イラクには大量破壊兵器がある

イラク戦争がなぜ起きたかというと、イラクには大量破壊兵器があるかもしれないから、ということでした。

もともと1990年に湾岸戦争が起こったとき、国連と休戦協定を結び、イラクは大量破壊兵器を放棄するということを決めていました。

しかしその後の国連の査察を拒否し続けていたため、アメリカを主要とする国家はイラクはまだ大量破壊兵器を持ち続けていたのではないかといわれていたのです。

それを探るためアメリカはイラク戦争始めたのです。

つまりイラク戦争がなぜ起きたのかというと、アメリカはイラクが大量破壊兵器を持っている可能性があるから、ということだったのです。

最終的には大量破壊兵器は見つからず、イラクが国連の査察を拒否していたのはまるで大量破壊兵器を持ち続けているかのように見せかけるためだったとされています。

アメリカはフセイン大統領を逮捕・処刑し、対テロ戦争に勝利したということに結論づけたのです。

まとめ

いかがでしょうか。

なぜイラク戦争が起きたのかというとあくまでもアメリカの建前としてはイラクが大量破壊兵器を持っているから、ということでした。

しかし実際にはフセイン大統領を打倒することであり、対テロ戦争の一環だったのです。

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