戦争起こすと経済が回復するということがあります。
それならばイラク戦争は経済にどのような影響を与えたのでしょうか。
ここではイラク戦争が世界の経済に与えた影響について解説します。
石油価格の上昇
イラク戦争が起これば、アメリカの攻撃によって被害はイラク周辺の中東諸国にまで及んでしまう可能性があります。
攻撃だけではなく、難民が出てしまい、物資が足りなくなってしまい、イラク周辺の国にイラクから人が逃げていき、物資を取り寄せ、ということが起こるのです。
それによって中東諸国の石油価格が上がってしまう可能性があります。
被害を受けて経済的に低迷する前に石油の価格を上げることによって経済を安定させようとする意識が働くのです。
実際にイラク戦争が起こる前から石油の価格は上がっていました。
これは明らかにイラク戦争の影響といえます。
石油価格の上昇はアメリカや日本などの経済を圧迫するようになったのです。
世界中の投資が抑制される
イラク戦争が起こることにより、世界的に投資が抑制されてしまうのではないかという懸念がありました。
湾岸戦争の時はイラク内の油田が破壊されてしまうのではないかという不安や安全性などに問題を感じ、石油価格が大きく上回ったのです。
そうなってしまえば企業にも大きな影響が及びますよね。
そのため石油を扱う企業に投資をしている人々はその投資に関して考え直すようになってしまいました。
そこから経済への影響が生じてしまったのです。
消費の低下
石油価格が向上するという事は当然ながら物価が上がるということになります。
そうなれば世界的に人々はものを購入しなくなってしまいます。
ガソリンの値段も跳ね上がりますので外出もしなくなりますし、買い物を抑制するようになれば経済が回らなくなります。
このようにイラク戦争は世界中の経済に大きな影響を与えたと考えられるのです。
特にアメリカが攻撃したのが石油の原産国だったからこそ、その石油に影響が出てしまい、それが世界に深刻な影響をもたらすようになったのです。
もちろんリサイクル品などもありますが、プラスチックや紙等は石油からできていますよね。
そのため石油価格の高騰は生活のあらゆる側面に影響を与えてしまうのです。
まとめ
いかがでしょうか。
戦争は一般的に経済を活性化させると考えられています。
しかしイラク戦争の場合は話は別でした。
石油の原産国を攻撃したからこそ、石油が打撃を受けることになってしまい、それによって経済は低迷していくのです。