イスラム国とイラク戦争の関係とはどのようなものなのでしょうか。
イスラム国と言えば今の時代においてもISISなど、様々なテロを起こしているグループがありますよね。
それならばこのようなイスラム国とイラク戦争にはどのような関係が考えられるのでしょうか。
ここではこれらの関係について解説します。
同時多発テロとアフガン侵攻
イスラム国とイラク戦争の関係を考えるには、まず同時多発テロとアフガン侵攻について考える必要があります。
2001年9月11日、アメリカは同時多発テロを受けました。
2機の飛行機が世界貿易センタービルに突撃し、1機は国防総省であるペンタゴンに突撃したのです。
そして1機はホワイトハウスに行く予定だったのではないかと考えられていますが、途中で墜落し、乗客全員が死亡しました。
これによってブッシュ大統領はこのテロの首謀者であるオサマ・ビンラデンがアフガニスタンにいるという情報を聞きつけ、アフガン侵攻を実行しました。
そしてこのアフガン侵攻はあっさりと完了したのです。
これによってアメリカはいっそう強力な力を持つテロ活動の支援者であるイラクのサダムフセインを打倒しようと考えました。
イラク戦争の始まり
そこでアメリカはイラクを攻撃しようと考えます。
しかし何の理由もなくイラクを攻撃する事はできません。
そのため、アメリカは湾岸戦争の後に停戦条約が結ばれており、湾岸戦争自体が集結されていないということを強調しました。
イラクは停戦条約により、大量破壊兵器を放棄するということを求められていたのです。
しかし、その後イラクは国連の調査を拒否したため、アメリカを始めとする諸国はイラクはまだ大量破壊兵器を隠し持っているのではないかと考えるようになっていたのです。
これを建前としてアメリカはイラク攻撃を始めました。
2003年3月20日のことです。
イラク国内の混乱
このような事情により、イラクはアメリカから攻撃を受け、混乱状態に陥りました。
アメリカは強い軍事力を持ちますから、イラク戦争を終わらせるまでに2ヶ月もかからなかったのです。
サダムフセインの独裁政権を終わらせたアメリカはイラクの新しい政府に土地を委ねました。
しかし、その新しい政府も不正のもとで活動を行っていた者たちもイラク戦争によって完全な困難状態に陥ってしまっていたのです。
そのためイラクは無法状態となってしまい、イスラム国と名乗る過激派たちが好き勝手に力をつけることができるようになってしまったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
これこそイラク戦争とイスラム国家の関係です。
イラク戦争が起こったことによってイラクは混乱状態を引き起こしてしまい、ここからイスラム国家の過激派が生まれてしまったのです。