2003年3月20日、イラク戦争が起こりました。
しかしこのイラク戦争は世界から批判された戦争でもあり、反対した国もたくさんありましたね。
ちなみに日本は戦争が始まる前から小泉総理大臣が戦争賛成する意思を示していました。
反対した国の中でもフランスは際立って有名です。
それならば反対した国の中でも大国であるフランスはどのような理由でイラク戦争に反対したのでしょうか。
ここではフランスがイラク戦争に反対した理由について解説します。
ラムズフェルド国防長官の発言
フランスがイラク戦争に反対した理由を述べる前に、もともと戦争に反対していたフランスに対してアメリカが用いた発言について触れておきましょう。
ラムズフェルド国防長官は対テロ戦争について発言をしてから先制攻撃論を新しい秩序の建設だと述べました。
そしてアメリカに賛成するヨーロッパを新しいヨーロッパ、アメリカに反対するヨーロッパを古いヨーロッパと読んだのです。
つまり、イラク戦争に反対した国家であるフランスは古いヨーロッパと位置づけられました。
そしてフランスは国連安全保障理事会の演説に於いてこれに対し、大きく反発することになります。
軍事介入は良くない
フランスがイラク戦争に反発した理由は、やはりイラク戦争は早まった軍事介入であるということにありました。
もともとイラクには大量破壊兵器がある可能性があるというだけでしたので、しっかりと調査することもなく軍事介入を行えば介入の正当性さえなくなってしまうとフランスは考えたのです。
また、もともとイラクは治安が良い場所ではありません。
戦争起こせば必ず子供が犠牲になります。
イラク戦争が起これば、当然ながら深刻な結果をもたらすことになり、不正義に対する感情が増えてしまうのです。
緊張が悪化してしまい、新たな紛争になりかねないのです。
フレンチフライが消えた!
政治的な話ではありませんが、フライドポテトのことを英語でフレンチフライといいますよね。
もともとフライドポテトはベルギー発祥ですが、アメリカ人がこれはフランスから来たものだと誤解したことにより、フレンチフライと言われるようになりました。
フレンチと言えばフランスです。しかしイラク戦争が起こったときにはフランスがイラク戦争に反発しているということでフレンチフライという言い方が嫌がられ、フリーダムフライと呼ばれるようになりました。
ちなみにハンバーガーという名前はドイツのハンブルクから来ていますが、第一次世界大戦が起こったときにはハンバーガーはリバティーバーガーと呼ばれていました。
まとめ
いかがでしょうか。
フランスはイラク戦争に反対しましたが、フランスだけではなく、多くのヨーロッパ諸国や中国、ロシアもイラク戦争には反対していました。
今でもこのイラク戦争は国際法上誤っていたのではないかと考えられています。