冷戦と言えば、やはりアメリカとソ連の宇宙開発を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
宇宙開発競争と言われ、スペースレースと呼ばれることもありますね。
それならば冷戦はアメリカの宇宙開発にどのような影響を与えたのでしょうか。
ここでは宇宙開発戦争とアメリカへの影響について紹介します。
目次
宇宙開発戦争とは
そもそも宇宙開発戦争とは一体なんなのでしょうか。
宇宙開発戦争は大体1957年から1975年まで続いたものであり、この間はアメリカもソ連も人工衛星を打ち上げ、人間を宇宙に送り、月に到達させるための計画を行っていたのです。
もともとは第二次世界大戦後、国際的な緊張の中でロケット技術の競争などが行われていましたが、1975年10月4日にソ連がスプートニク1号を打ち上げたことにより、宇宙開発競争となりました。
もともと軍備拡張競争だったのですが、文化と科学技術の競争が行われたことにより、このような宇宙開発競争という言葉が生まれたのです。
科学技術の向上
ソ連が最初にスプートニク1号を打ち上げたことにより、アメリカは科学技術の向上に力を入れるようになりました。
もともと原爆を最初に完成させていたアメリカにとってソ連がアメリカよりも先に人工衛星を完成させたというのはショックなことだったのです。
これによってアメリカの教育は一気に変化しました。
科学技術に力を入れるようになり、ソ連を打ちまかすための宇宙開発が進んでいったのです。
ここから文化や科学技術の競争が起こり、ミサイルなどの軍事技術が向上しました。
そしてアメリカは最初に月面着陸を成功させ、一応アメリカが勝利したという形になったのです。
スプートニク1号の打ち上げ
冷戦中の宇宙開発競争の発端ともなったソ連のスプートニク1号は世界で初めて打ち上げられた人工衛星でした。
これにより早田はアメリカに先立って人工衛星を地球周回軌道に送り込むことに成功したのです。
この後、人工衛星はアメリカ、フランス、日本によって打ち上げられました。
2001年の時点でソ連の打ち上げ数は2500、アメリカは1600個になっています。
このスプートニク1号の打ち上げは多くの人の関心を集めました。
もともと独ソ戦から復興していたソ連はこの科学技術に多大な関心を寄せており、これに対してアメリカはソ連に勝利するために様々な努力を重ねていくのです。
つまり、宇宙開発競争はソ連の成功によって始まったものであり、アメリカに影響与えていくのです。
まとめ
いかがでしょうか。
宇宙開発競争は確かにアメリカに影響を与え、特にアメリカの教育界に影響を与えることとなりました。
ここからアメリカは科学技術に力を入れるようになり様々な技術を作り出していくのです。