イラク戦争に自衛隊が派遣されたのはなぜか

イラク戦争の後、日本からは自衛隊がイラクに派遣されていました。

目的はあくまでもイラク戦争で混乱してしまった国家の再建を図るためであると言われています。

しかし、自衛隊というのはあくまでも日本の自衛のために作られた組織ですよね。

自衛隊は軍隊とは違うのです。

それならばなぜイラク戦争の後、自衛隊が派遣されたのでしょうか。

ここではなぜ自衛隊が派遣されたのかということについて解説します。

人道復興支援と安全確保支援

2003年12月から2009年2月にかけて、日本は自衛隊をイラクに派遣していました。

これは「イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法」に基づく活動であり、非戦闘地域に限定されて行われたものです。

自衛隊は人道復興支援のためにイラク南部の街サマーワを中心に活動していました。

しかし自衛隊はもともとあくまでも日本の自衛のために作られた組織であり、外国のために存在する組織ではありません。

そのためこの自衛隊の派遣は日本国内にも波紋が広がりました。

陸上自衛隊のイラク派遣部隊日報

陸上自衛隊は2004年1月から2006年7月にかけて、イラクに約5500人の自衛官を発見しました。

イラクにおける医療や公共施設を普及させるためであり、あくまでも人道支援活動が目的です。

しかし、そんな中でイラク派遣部隊の日報が発見されました。

これは2004年から2006年中に作成されたもので、14,000ページにあたるものであったと言われています。

この中には自衛隊がいかに美濃危険にさらされていたかということがわかる表現がたくさんあるのです。非

戦闘地域に入るということが確約されていたはずにもかかわらず、文民統制が機能しているとは言えない状態であるということがわかりました。

また、さらにこの日報が見つからなかったということから、事実を隠そうとしたのではないかという疑惑も上がったのです。

なぜ自衛隊は派遣されたのか

もともと、自衛隊がイラクに派遣されるということに関しては否定的な意見が多かったとされています。

これは極めてセンセーショナルな問題として取り上げられ、日本国内でも大きな問題となりました。

そんな中、自衛隊が人道支援のためにイラク戦争の後のイラクに派遣されたにもかかわらず、実際には美濃危険が及ぶような場所にいたというところで、当時の総理大臣である小泉純一郎は「どこが非戦闘地域でどこか戦闘地域か私が分かるわけがない」「自衛隊が活動する場所こそが日戦闘地域」などという発言をしたことにより、国民の反発を招きました。

そのため、なぜ自衛隊がイラクに派遣されたのかということに関しては小泉純一郎はアメリカに忠誠を尽くしたかっただけなのではないかとも言われています。

まとめ

いかがでしょうか。

なぜ自衛隊がイラクに派遣されたのかというと、建前としては人道支援が理由だったといえます。

しかしその一方でアメリカに忠実でいたかったということも理由の1つだったと言えるでしょう。

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