ベンジャミンフランクリンという人物を知っているでしょうか。
ペンシルベニア州知事であり、アメリカ独立戦争においても大きな役割を果たした人物です。
18世紀の近代的人間像を象徴する人物であるとも言われています。
このベンジャミンフランクリンはアメリカ独立戦争において何をしたのでしょうか。
ここではフランクリンの独立戦争における役割について解説します。
目次
100ドル紙幣に描かれている
実はベンジャミンフランクリンというのは100ドル紙幣に顔が載っています。
1ドル札にはジョージワシントンが載っていますが、もしも100ドル札を手にすることがあれば見てみてください。
もともとベンジャミンフランクリンの父はイギリスで生活していましたが、1683年にイギリス領北米植民地であるマサチューセッツに向かったのです。
この場所で、ベンジャミンフランクリンは生まれることになりました。
また奴隷を所有していましたが、建国の父と呼ばれる人物の中で唯一奴隷制に対し反対を唱えるようになります。
アメリカ独立宣言の起草委員会
ベンジャミンフランクリンはアメリカ独立宣言を書くための委員会に選ばれたうちの1人です。
アメリカ合衆国第3代大統領トマスジェファーソンが独立宣言を起草したという事は知られていますよね。
トマスジェファーソンもこの委員会の1人であり、特にアメリカ独立宣言に最初に署名した5人の政治家の1人です。
アメリカ独立戦争が起こっているときにはパリに一時的に滞在していました。これはパリで楽しんでいたのではなく、外交政策を行っていたのです
フランスと言えばアメリカの独立戦争を支えた国であり、ベンジャミンフランクリンがフランスに協力を求めていたと言われています。
憲法制定会議にも参加
アメリカ独立戦争において、フランスに対して参戦を求め、同時に経済支援の協力まで仰いできたベンジャミンフランクリンは、アメリカ独立戦争をアメリカにとって優位な状態にしていきます。
もともと13の植民地は弱い軍隊であり、当時世界最大と言われた軍隊を持つイギリスに勝てるわけがないとも言われていたのです。
しかしベンジャミンフランクリンの裏工作があってこそ、アメリカは勝利することができたといえます。
1783年にパリ条約でアメリカが独立した後はペンシルベニア州知事を務め、憲法制定会議にも加わりました。
違う意見を持つ人たちを仲介する役割を担い、アメリカの独立に貢献したのです。
まとめ
いかがでしょうか。
戦争に加わるというのはただ単に戦争で戦うという事だけではありません。
戦争に勝てるように他の人から援助を得る、ということも大事な仕事です。
そしてベンジャミンフランクリンはフランスに対し、戦争の協力を求めた重要人物なのです。
ベンジャミンフランクリンが亡くなった時はアメリカの国葬として葬儀が行われました。