第二次世界大戦におけるアメリカ、イギリス、フランスの関係について

第二次世界大戦が始まった時、アメリカとイギリスとフランスは一体どのような関係だったのでしょうか。

そしてアメリカ、イギリス、フランスはどのように第二次世界大戦を進めていたのでしょうか。

ここではこの3カ国が第二次世界大戦でどのような役割を果たしたのかということについて解説します。

第二次世界大戦における連合国

アメリカ、イギリス、フランスの3カ国は連合国に属する国々です。

連合国というのはドイツやイタリア、日本などの枢軸国に敵対する国家であり、1939年9月のドイツのポーランド侵攻以降にドイツと戦った国々と、1941年12月8日の日本による真珠湾攻撃以降の太平洋戦争において日本と戦った国々が存在します。

特にイギリス、アメリカ、フランス、中国、オーストリアは参戦の時点から日本と対立した状態にありました。

ヴェルサイユ体制の影響

1910余年から1918年まで第一次世界大戦が起こり、翌年1919年の6月28日には講話条約であるヴェルサイユ条約が締結されました。

このときの世界大生生ヴェルサイユ体制と呼びます。

敗戦国であるドイツやオーストリアは自分たちの国の1部を失い、特にドイツは多額の賠償金を抱えていました。

その上でルール工業地帯を失い、ドイツなどの経済は悪化していたのです。

さらに世界恐慌が影響し、ドイツやイタリアなど植民地を持たない国家の経済はなかなか安定しませんでした。

それに対してイギリスやフランスは植民地を持つ国家で下からブロック経済によって経済を保護することが可能となり、これらの国家の間で第二次世界大戦が起こるのです。

連合国共同宣言

1942年1月1日、26カ国の連合国が連合国共同宣言に署名しました。

アメリカとイギリスはその中でも中心となる大国になりますが、フランスはその後、1944年に署名しています。

中心となっている中華民国、ソ連、そしてイギリスとアメリカは第二次世界大戦を完遂した国家であると考えられています。

なお、連合国というのは1941年12月、ちょうど日本が真珠湾を攻撃したときにフランクリンルーズベルト大統領が第二次世界大戦の「連合国」として使用したために正式な用語として使われるようになりました。

まとめ

いかがでしょうか。

アメリカ、イギリス、フランスは第二次世界大戦において日本やドイツ、イタリアと戦った国家でもあります。

第二次世界大戦が起こる前の世界恐慌では植民地を持つ国と持たない国として格差が起こり、ここから第二次世界大戦へとつながっていくのです。