第二次世界大戦中、アメリカは基本的には中立主義の立場を貫いていました。
第二次世界大戦には参加せず、様子を見ていたのです。
そんなアメリカが最終的に参戦した理由は一体何だったのでしょうか。
ここではアメリカ参戦の理由について解説します。
日本の真珠湾攻撃
1941年12月8日、現地時間7日、日本は真珠湾を攻撃しました。
この頃の戦争は宣戦布告をした上で攻撃するということが一般的でしたが、日本は不意打ちで真珠湾を攻撃したとされています。
実際には日本は事前に電信を送っており、休暇で真珠湾にいた軍人がそれを見ていなかったため、まるで不意打ちだったように捉えられていますか、実は日本は事前にアメリカに通告していたとも言われています。
しかしアメリカにとっては不意打ちだったため、これまで攻撃もされたことがないアメリカにとっては衝撃でした。
これがアメリカ参戦の理由になります。
真珠湾を忘れるな
日本が真珠湾攻撃を行ったことにより、この日は屈辱の日と呼ばれるようになりました。
アメリカ人は真珠湾を忘れるなという掛け声をかけ、アメリカ参戦の勢いが高まったのです。
もともとは第二次世界大戦に加わるべきではないという世論が高かったアメリカですが、自分たちの領土が攻撃されたことによりアメリカは戦争に加わるべきだと言い出すようになりました。
また、これはルーズベルト大統領に格好の参戦理由を与えたとも言えます。
同時多発テロは第二の真珠湾
2001年9月11日、ニューヨークで同時多発テロが起こった事は多くの人の記憶にも新しいのではないでしょうか。
世界貿易センタービルが燃え盛り、崩れてしまった事は衝撃でしたね。
実はこの時アメリカは初めてその本土攻撃されたということになります。
アメリカが攻撃されたのは1941年12月7日の真珠湾攻撃とこの同時多発テロの2回だけなのです。
しかも真珠湾の時は攻撃されたのはハワイであり、本土ではありませんでした。
しかし同時多発テロでは本土のニューヨークが攻撃されたため、アメリカにとってはさらなる新しい経験となったのです。
同時多発テロのときには第二の真珠湾という言い方が広まりました。
それにより報復の勢いが高まっていったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
アメリカ参戦の理由は日本による真珠湾攻撃でした。
もともとアメリカは参戦の勢いを高めていましたが、それでも中立主義を貫いていたのです。
真珠湾攻撃によってアメリカは第二次世界大戦に加わる理由を得たのです。