第二次世界大戦においてアメリカがいなかったらどうなっていたか

第二次世界大戦と言えば1939年から1945年にかけて枢軸国と連合国とのあいだで起こった人類史上最大の戦争です。

第二次世界大戦というとアメリカが大きな役割を果たしていますよね。

しかしもしもそんなアメリカがいなかったら、第二次世界大戦は一体どうなっていたのでしょうか。

ここではもしもアメリカが第二次世界大戦にいなかったら、つまりアメリカが参加していなかったらどうなっていたか、という事について解説します。

それでも連合国が勝利した

アメリカは連合国の中でも大きな役割を果たしています。

そのためもしもアメリカがいなかったらドイツやイタリア、日本の枢軸国が勝利したのではないかと思う人もいるかもしれません。

しかし、その当時の節や資源の状況を考えると、ドイツや日本が戦争継続できたとは到底考えられません。

ドイツも征服した国家に銀行を建設することで戦争を推し進めることができたかもしれませんが、銀行を建設する場所がなければどうしようもありません。

日本もすでにあらゆる物資を使い切っていました。

例えば硫黄島の戦いは歴史的にも非常に有名ですが、硫黄島の武器がなくなっていくと、徐々に本土からは竹槍などが送り込まれるようになったと言われています。

それほど本土でも物資がなくなっており、日本の敗戦は時間の問題だったのです。

核兵器の問題

アメリカがいなかったら核兵器はできていなかったのではないかという人もいるかもしれませんね。

しかし、もともと原子爆弾を作ろうとしていたのはアメリカではなくドイツでした。

もちろんドイツは徐々に敗戦への道を突き進んでしまったため、資源も物資も足りず、そして時間も足りず、原爆には至らなかったのです。

そもそもドイツで核兵器が作られそうになっていた時、アインシュタインが優秀な科学者がアメリカに亡命し、アメリカで核兵器を作るように依頼したのです。

もしもアメリカが戦争に加わっていなかったのであれば、このような科学者はソ連に行っていた可能性があります。

そのためいずれにせよ核兵器は開発されていたと言えるでしょう。

日本は近代国家にならなかったかもしれない

第二次世界大戦が終わった後、アメリカが日本を占領することによって日本の近代国家への一方踏み出しました。

もともと日本が中国や韓国に対して行ってきた侵略は長い間忘れられており、日本が加害者意識というものを持つようになったのは1970年代、つまり日本が近代国家になってからのことだったのです。

日本が加害者意識を持たなかったのはアメリカが占領していたからのではないかという考え方もあります。

もしもアメリカがいなかったら、日本はイギリスやフランスの植民地になっていた可能性も高いのです。

もしかしたら日本は第二のフィリピン、のような形になっていたかもしれません。

まとめ

いかがでしょうか。

歴史において起こっていないことをもしかしたら、という形で連想するのはあまり建設的ではありません。

しかしもしアメリカがいなかったとしても、確かに連合国が勝利していたと言えるでしょう。