第二次世界大戦にアメリカが参戦したメリットとは一体何だったのでしょうか。
もともと孤立主義の立場をとってきたアメリカは、1941年12月8日、現地時間7日に真珠湾を攻撃されたことによって日本に対し宣戦布告をしました。
もともと戦争には関わらないという立場でいたにもかかわらず、第二次世界大戦に参戦するメリットは何だったのでしょう。
ここではそんなアメリカのメリットについて解説します。
日本への報復
第二次世界大戦にアメリカが参戦した理由は、何よりも日本を攻撃するためでした。
つまり、今までの孤立主義という立場を破ってまで日本に攻撃をするということで、自分たちの国も攻撃してきた日本に仕返しをすることができるというメリットがあります。
もともとアメリカは第二次世界大戦に参戦する機会をうかがっていたと言われています。
そこに日本がアメリカを攻撃したためにアメリカにとっては格好の口実を得たとも言えるのです。
また、アメリカは今までアメリカを攻撃された経験がありません。
真珠湾は初めてアメリカが攻撃された経験となり、アメリカ人にとっては反日ブームが高まるきっかけとなるのです。
核兵器の開発
これは最初からアメリカがわかっていたことではありませんが、アメリカが第二次世界大戦に参戦したことによってアメリカは核兵器を開発するということを始めました。
もともと1941年にドイツが核兵器を開発し始めたことにより、ドイツから亡命してきたアインシュタインら科学者がアメリカに対し、アメリカが先に核兵器を開発するようにと助言したのです。
そこからフランクリンルーズベルトはマンハッタン計画を開始しました。
全米から優秀な科学者などが集められ、極秘の核兵器開発計画が始まったのです。
世界初の原爆は1945年年7月に完成しました。
アメリカは第二次世界大戦に参戦したことによって世界初の核兵器を開発したのです。
世界の大国になった
核兵器を開発し、ソ連と対立することによってアメリカは世界の大国になっていきます。
そして資本主義国のアメリカは社会主義国のソ連と対立し、第二次世界大戦後は冷戦が始まるのです。
そしてその冷戦中はアメリカもソ連もそれぞれ資本主義国と社会主義国を拡大し、世界の大国として君臨するようになりました。
最終的に社会主義を貫いていたソ連が崩壊し、ベルリンの壁が崩れたことによって冷戦が終わります。
そしてアメリカは自他共に認める大国として世界を率いていくリーダーとなったのです。
つまり、このアメリカの立場は第二次世界大戦に参戦したから得たものということも可能なのです。
まとめ
いかがでしょうか。
戦争に加われば多大なる被害を被るということであり、アメリカも多くの兵士を失いました。
戦争に良い事はありません。
しかし、それでも第二次世界大戦に参加したことによってアメリカには多くのメリットがあったと言えるのです。